マイクロTIG溶接,レーザー溶接では不可能な補修溶接
全体を撮影できませんので補修箇所だけ写真撮影の許可をいただきました.溝の底だけではなく,溝の壁部分にも刃物が当たって削り取られていました。円筒の径が200mm奥行き150mmくらいの場所で直接目視も難しい場所です。レーザーではレーザー光の当たらない場所が殆んどで補修不可能とのことです。
写真奧には、一体加工された大きな障害物が有り、溶接作業も写真の手前側からでないと不可能でした。
大半は周りの熱影響に注意しながらもブローホールが出来ないように大胆に溶接しましたが溝の角は溶け落ちなく再加工が容易に出来るようTIG溶接でマイクロTIG溶接をして完成です。
遠目に見ながらの溶接でしたので不備な点も有りますが、何とか引渡し終了しました。