クロモリパイプ t12.0バックシールド溶接

お客様が溶接されると材料の厚みがあるため何層かに分けて溶接されていると思われますが、高い頻度で融合不良等が発生するらしく溶接テストを依頼していただきました。

クロモリパイプ t12.0バックシールド溶接

複数台テストしてみましたが弊社ではTIG溶接で施工したので材料の裏も酸化させないようバックシールドを掛けながらの施工を実施しました。お客様の製品なので全体の写真は出せませんが外観は問題ないと思います。

バックシールドには弊社開発のHIPURGEバックシールド治具を使用しております。

TIG溶接の時、鉄系の材料を溶接する場合裏波部が酸化するとブローホールが発生することもあります。(軽い溶接は除く)ので弊社では材料が鉄系であってもバックシールドを行う場合があります。

クロモリパイプ t12.0バックシールド溶接

分かり辛いかもしれませんが裏側の写真です。裏波の酸化も大丈夫そうです。(実際は材料の変色が始まった時点で酸化も始まっています)

変色したのはシールドガスの供給を止めるタイミングが早かったようです。