配管溶接用バックシールドの一例(2),ポジショナー用バックシールドベース

配管溶接用バックシールドの一例(2),ポジショナー用バックシールドベース

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パイプ用汎用バックシールド治具です。

パイプ用汎用バックシールド治具です。

パイプ用汎用バックシールド治具が完成したのでご紹介します。

ページの下に動画が有ります。

前回の専用バックシールド治具です。

前回の専用バックシールド治具です。

前回のテストの結果、溶接結果が良好だったので、ポジショナー用バックシールドベースは開発終了し、バックシールド治具を追加で製作しました。先日のブログで専用の治具はアップしましたが此方は専用のパーツなので汎用性が有りません。

バックシールド側の写真です。

バックシールド側の写真です。

全体はお見せ出来ませんが上記の仕様で溶接した内部が確認し辛いですが。材質はクロモリで厚みは12mmです。

お客様のほうでCO2溶接にて溶接されていたようですが、材料が厚い為、何層も溶接しているうちに融合不良が発生し補修溶接が頻繁に発生していたようです。

毎回確実に良品をお渡しするために弊社では、バックシールドをかけてTIG溶接を行うために上の写真のようなパーツを製作しました。

しかし専用治具だったので汎用性が有りません。そこでもっと径が細く薄肉の材料に対応できる汎用治具を設計しました。

  • ポジショナー用バックシールドベースに取り付た写真です。

    ポジショナー用バックシールドベースに取り付た写真です。

  • 溶接する一方のパイプをチャックで拘束した写真です。

    溶接する一方のパイプをチャックで拘束した写真です。

ポジショナーに接続せず単独で使用することも可能です。

ポジショナーに接続せず単独で使用することも可能です。

ポジショナーに接続せず単独で使用することも可能ですので曲ったパイプの接合に使用することも可能で、汎用性は大きく溶接施工者の手間を大幅に改善する事が可能になります。

弊社開発のHIPURGEと接続して使用することでパイプの内側にシールドガスを溜めて溶接する事も無くなりますので、充填中の待ち時間も無くなり作業効率も格段に上がると思います。

元々色々なサイズに対応させる為に組み替え可能なベースにしてある為ポジショナーを分解する事無く治具交換のみで対応させてあります。今回のパーツはφ20mmからφ40mm位まで対応可能です。次はφ30mmからφ60位まで対応出来る治具を設計します。

今後、溶接サンプルのページに、溶接テストした結果の写真を順次アップしていきます。

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