配管溶接用バックシールドの一例(3)

配管溶接用バックシールドの一例(3)

パイプ用バックシールド治具が完成しました

パイプ用バックシールド治具が完成しました

先日からバックシールド関係の記事が続いていますがやっと完成です。厚みt0.3mmの目の細かいエキスパンドメタルを円筒形に溶接しました。

  • メッシュパイプ

    メッシュパイプ

    これを大小2種類先日のバックシールド治具に取り付けます。
    厚みが0.3MMしかないのですが極力シールドガスを均等に流せるようTIG溶接で突合せ溶接しました。

  • 組み込み完了

    組み込み完了

    これでシールドガスの流れも拡散されるので更にパイプ内面が酸化され難くなります。これ1個で肉厚にもよりますがΦ20~Φ50位まではカバー出来ます。
    バックシールドガスの流量は、毎分3L~5Lで十分です。弊社のHIPURGEと併用することでバックシールドツールにシールドガスを確実に供給及び、停止できるのでシールドガスの出し忘れや止め忘れもなくなり安定したパイプ溶接が可能になりました。
    これでパイプ関係のバックシールドの準備は完了です。
    この治具を使用することでパイプ内にシールドガスを充満させること無く溶接できます。シールドガス充満中の待ち時間も無くなり非常に効率よく溶接できました。
    次にこれらのパーツをアップするときはツール1覧ページで販売可能になったときです。
    但し、機能、効果は変わりませんが、円筒の拡散部分は形状が変更になります。(あまりにも溶接が大変だった為)

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