コバルト合金,TIG溶接

以前ブログに載せていたものですが、スーパーアロイ,SuperAlloy,と呼ばれる種類の金属です。,コバルト合金の溶接テストをした写真です。耐食性,耐摩耗性が非常に高く、ジェットエンジンの部品等に使用されます。溶接した感覚は溶融プールの粘度が高く溶接棒が溶けたときに粘るようなイメージでした。ビードも直ぐに広がり一定の幅を維持する為には細かい電流コントロールが必要になります。

 

コバルト合金,TIG溶接

表側の写真です。左が電流コントロールが出来ていないもので、右が電流コントロールを行ったサンプルです。このような場面で、弊社の,TIGCON,シリーズが必要になります。

コバルト合金,TIG溶接

裏側の写真です。左右位置関係は変わっていません。バックシールドはかけていましたので、表側に比べると、やけは少ないですが、表と同じように左は,裏波の幅が一定ではありません。右側はある程度の幅は維持できました。非常に高価な材料で、テストで溶接するのも気を使います。入手の際も、使用目的、エンドユーザーなど細かく質問され結構大変でした。