RP-CHECKER概要
シールドガス(不活性ガス)の残圧を監視し、交換時期をお知らせして溶接機のシールドガスやバックシールドガスのガス切れによる溶接欠陥を防止する装置です。ガス切れによる不良個所の手直しは手間がかかり、商品価値も下がってしまいます。配管によりシールドガスを供給されている事業所様は系統ごとに1台で監視が可能です。
転ばぬ先の杖的な製品です。
以下採用事例
TIG,MIG,MAG,Co2,プラズマ,レーザー等の各溶接をされている事業所
不活性ガスを使用して自動運転されている作業環境
集合装置等,1か所から多岐にガスを供給されている工場等の施設
不活性ガスを使用されている教育機関,実験施設,研究施設
対応可能なシールドガスはCO2(炭酸ガス),Ar(アルゴン),N(窒素)などの不活性ガスになります。
ISO認証・取得・事業所様にも導入いただければ確実にガス切れというヒューマンエラーをなくすことが可能になります。
ご使用の際には、選択部品1,又は選択部品2、どちらかが必要ですので御選択ください。
選択部品1を御選択いただければ溶接に関連しない空気又は不活性ガスの経路の残圧管理も可能です。
設定も簡単で、作業環境に合わせて0.001MPa~1.000MPaまで0.001MPa単位でアラームとLED点灯出力の設定が可能です。溶接中にシールドガスが止まることを防止できますのでシールド不良で製品にダメージを与えることを防止します。筐体は幅、奥行きがHIPURGEシリーズと同じなので積み重ねて設置する事も可能です。
バックシールドやトレーラノズルを使用されている作業環境でもHIPURGEシリーズと併用することでボンベ1本でもガス切れの不安なく作業が可能になります。
使用条件
下記、表をご参考の上導入をご検討ください。
表の範囲外の製品もカスタマイズ品で対応可能な場合もございます。
定格圧力範囲 | 設定圧力範囲 | 設定最小単位 | 耐圧力 |
-0.100~1.000 MPa | -0.105~1.050 MPa | 0.001 MPa | ※1 1.0 MPa |
※1 必ずレギュレータ以後の圧力を落とした経路に接続してください。
長時間、耐圧力以上の圧力を掛けますと機器故障の原因になりますのでご注意ください。
ボンベには非常に高い圧力が掛かっています。直接、接続することは不可能です。
取り付け方法
直接2次側の経路に接続する場合
レギュレータ以後の配管等、2次側へ接続する場合オプションの選択部品1を使用し、接続します。選択部品2はφ6のホースとカプラが接続してあります。ホースと2次側の接続部品の調達はユーザー様でお願いいたします。
不可能であれば打ち合わせの後弊社で準備させていただくことも可能です。