マイクロTIG溶接,超薄板の溶接

マイクロTIG溶接,超薄板の溶接

0.1mmの板を角溶接

0.1mmの板を角溶接

SUS304 t0.1mmの板をマイクロTIG溶接で角溶接しました。弊社には汎用TIG溶接機DAIHEN製のAVP300とアメリカ製のMiller社,Dynasty700しかなく専用のマイクロTIG溶接機は有りませんがTIGCON-T Completeを汎用TIG溶接機に接続すればマイクロTIG溶接機の機能を持つことが可能になります。

位置合わせ

位置合わせ

板厚が0.1mm20x20角で位置合わせが難しいのでブロックに当てて軽付けをしようと思います

仮付

仮付

先ずは仮付です。両端に近い部分を仮付すれば一安心です。その後追加で数か所仮付すれば本付け作業に移行できます。今回のTIG溶接機はAVP300を使用します設定はAVP300の最低電流4A、TIGCON-T CompleteはSPOTモードで出力時間は0.08secの設定です。仮付時の印象は意外と普通に溶接できる感じでした。

本付け

本付け

本付けの設定も仮付時と同じ設定で大丈夫そうなのでそのままです。PULSEモードで溶接したかったのですが材料と電極の位置合わせが難しいので今回はSPOTモードで溶接しました。

完成

完成

0.1mmの溶接依頼はまれですが、0.5mm程度のご依頼は頻繁にいただいております。0.1mmを溶接して感じたことは、厚みが0.2mm以上だと緊張感もなく溶接できそうです。私たちはTIG溶接を専門としており、汎用TIG溶接機は必要不可欠な機械です。しかし、専用のマイクロTIG溶接機では日常の作業が難しくなります。そのため、TIGCON-T Completeを接続することで、汎用TIG溶接機でもマイクロTIG溶接が可能になります。一般的なTIG溶接からマイクロTIG溶接まで、TIGCON-T Completeを活用することで、幅広い溶接作業に対応できます。

YouTube動画

今回の溶接作業をYouTubeにアップしております。ご興味がお有りでしたら、再生してみてください。

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