敬遠される溶接(銅,ニッケル,マグネシウム合金)

敬遠される溶接(銅,ニッケル,マグネシウム合金)

銅の厚板溶接

銅の厚板溶接

最近は、他社が敬遠される溶接の依頼が増えてきました、例えば厚み10mmの銅板の溶接、依頼品のため全体は掲載できませんが銅は熱伝導率が鉄とかの≒8倍あるのでなかなか溶融しませんし、どんどん全体が熱くなるので、トーチを持つ手にも工夫が必要です。
弊社ではTIGCONを使用していますので熱伝導率の高い材質でも電流値を溶接しながら調整できるので他社と比較すると早く綺麗に溶接可能です。
溶接前の写真を取り忘れましたが、溶接完了直後は、綺麗な銅の色をしていましたが、冷えてくるとどんどん変色していき黒い酸化膜に覆われてしまいました。
研磨するからかまわないと依頼されましたが、次回からHIPURGEを使用して酸化しない様、工夫してみようと思います。

ニッケルとステンレスの溶接

ニッケルとステンレスの溶接

最初は一周はっきりとクラックが発生しましたが何とか対処して完了しました。急いでいたので、クラックの入った写真を取り忘れてしまいました。

次回依頼が有れば、クラックの入った写真を撮っておきます。

以上のような依頼が多く、まだ数件依頼品を預かっています。

ここにきて結構頭を悩ます案件が多くなり、更に溶接への探究心がわいてきました。

このような他社に、断られたり、無理と言われた案件が有れば、ご遠慮なく連絡をください。全て対応できるとは申しませんが、可能性を探ることはできます。

マグネシウム合金

マグネシウム合金

こちらはマグネシウム合金をTIG溶接した写真です。溶接棒が普及していないのと、溶接の準備等作業手順がお分かりでないようです。弊社では、TIG溶接棒、MIG溶接ワイヤどちらもほとんどの種類は入手可能です。

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