チタン製品の修理

チタン製品の修理

エキマニの溶接修理

チタン製品の修理について紹介します。最近、当社には自動車のエキマニやマフラー、自転車のフレームのチタン製品の修理依頼が増えています。しかし、高温に曝されるチタン製品は劣化が進んでいる場合が多く、綺麗な溶接が出来るものは皆無です。そういったケースでは修理をお断りすることが多いのですが、発売中止になった製品など、修理以外の方法がない場合もあります。例えば、自動車のエキマニの集合部にクラックが発生した場合、劣化が進んでいなければ修理を受けることができます。当社では、材料の厚みや劣化の状態を確認した上で、修理を受けるかどうかを決定しています。ただ、オリジナルに近い溶接を行うことは難しく、劣化が進んでいる場合は目に見えないところで熱による劣化が進んでいる可能性があるため注意が必要です。一例として、自動車のエキマニの修理を受けた際の修理部分の拡大写真を下記に載せておきます。お客様との相談の上、修理が可能かどうかを判断しています。当社では、お客様との信頼関係を大切にしており、全ての作業に対してご理解いただけるように努めています。

  • 補修前

    補修前

    かなりの厚みがあるため、簡単に修理できると思ったのですが、目に見えない劣化は進んでいるようで、オリジナルに近い溶接は不可能でした。

  • 補修後

    補修後

    この修理依頼では、最初に発生していたクラックだけでなく、別の新しいクラックが見つかりました。お客様には修理ができて喜んでいただけたようですが、私たち修理担当者にとっては、新しいクラックが発生したことで気が重くなりました。これが高温に曝されるチタン製品の修理ならではの難しさであり、今後もより品質の高い修理を提供するために、技術の向上に努めてまいります。

自転車のフレーム

自転車のフレーム

自転車のフレームに発生したクラックの修理を行った際の様子をご紹介します。まずは修理前のクラックが入った部分を拡大した写真を掲載しています。クラックは非常に細く、見えにくい部分にあるため、修理が難しいと思われました。

自転車のフレーム補修後

自転車のフレーム補修後

こちらが、修理後の自転車のフレームの画像です。マフラーと比較すると、オリジナルに近い状態に復元できたと思います。自転車の場合は高温にさらされることがないため、劣化はほとんどありません。このような修理の場合、オリジナルに近づけることができるかどうかを考えながら作業を進めることができるため、モチベーションが高く楽しく作業ができます。下記に自転車関連の画像をまとめて掲載しておきます。

自転車関連の画像一覧
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