ねじ切れたM4ボルトの抜き取り依頼 ー 弊社の取り組みと注意点

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送られてきたパーツ

送られてきたパーツ

企業名、担当者様のお名前は掲載できませんが、

今回、お客様からのねじ切れたM4ボルトの抜き取り依頼を受けましたが、ステンレス製のボルトが焼き付いている可能性があったため、抜き取ることは難しいかもしれないと考えました。また、放電加工をお勧めしようかとも考えましたが、水を掛けながら加工するため、電気部品の付いた品物には不向きであることから、弊社では選択肢から外しました。結果、電気の流れを考慮しながらマイクロTIG溶接で施工する事に致しました。

結果は

結果は

結果は、必要な箇所以外に電気が流れないよう、アースの取り方を工夫しながら、ボルトを抜き取り、パーツ本体を傷つけることなく再利用を可能にする事が出来ました。ネジ山に焼き付いた細径のネジの場合、放電加工で除去することもありますが、ネジ山の間にネジの残骸が残り、再タップの加工が必要になり、再度タップが折れる可能性もある為、マイクロTIG溶接で取り除く方法が有効です。実際に電気を流して動作するかどうかは、後日お客様より連絡をいただける予定ですので、その結果についても改めてブログに掲載したいと思います。また、同業の企業様でもTIGCON-T Completeを導入していただくことで同様のマイクロTIG溶接が可能になります。

拡大画像

拡大画像

1箇所のみを拡大した画像です。普段は作業の工程も動画で公開していますが、今回は当社独自の施工方法を使用したため、公開できないことをご了承ください。今回のような依頼について、当社では常時、受け付けていますのでご遠慮なくお問い合わせください。

今回の動画は有りませんが参考になればご覧下さい

又、同業の企業様にもTIGCON-T Completeを使用することで、同じ作業が可能になります。ぜひご検討ください。

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