溶接技能評価試験前
SUS薄板TIG溶接の溶接技能評価試験(TN-F更新)前なので練習をしておきました。
弊社は鉄道車両部品の製作もしておりますので必ず、各材質、溶接方法に合わせた溶接適性証明書を持っていないと溶接作業に従事することができません。
皆さんご存じだと思いますので途中経過は省略させていただいて試験材と同サイズの板で溶接した写真を載せておきます。こちらは表面です。
溶接後にワイヤーブラシで掃除してみました。(必要ないですが!)
裏面です。
こちらが裏面です。
こちらは溶接後の処理もせずそのままの状態です。
裏波も綺麗に出ているので本番でこの溶接が出来れば合格ですが゙・・・
弊社ではステンレス製品の溶接でもTIGCONを使用しますので製品のビードはもっと細いです。しかし試験会場では使用できませんのでTIGCONを使用しないで溶接してみました。テスト材は3mmなのでビードは広いですが、試験に確実に通るために普段より溶接スピードを落として溶接しました。バックシールドガスを自動で供給してくれるHIPURGEも試験会場には有りませんのでシールドガスの供給も手動で行いました。
弊社では溶接試験前になると会場に合わせた準備が必要になります。
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TIGCON
詳しくは製品案内のページでご確認ください。常に溶接電流を調整可能ですので綺麗なビードで溶接可能で、溶け込み深さも思い通りに仕上がります。
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HIPURGE
いつも試験前になると会場の環境と同じ溶接が出来るよう準備します。
弊社では5種類くらいの評価試験を受けなければなりませんので毎年数日はこんなことをしています。
写真をまとめておきます。
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