TIGCON-T Complete取説動画です
「TIGCON-T Complete」は、TIG溶接における仮付けの手間を省く革新的な装置です。この装置を使用することで、超薄板の溶接も可能になります。熟練者であればトーチスイッチ操作による入熱制御をおこなっていますが、TIGCON-T Completeを使えばその操作が代わります。Spotモードではトーチスイッチ1回の操作で設定時間のみ1ショットアークを放電し、Pulseモードではトーチスイッチを押したまま設定した時間でアークのON, OFFを繰り返します。この技術は、熟練した溶接技術者によってしか実現できなかった作業に近づくことが可能になり、溶接技術者の負担を軽減し、技術の習熟度に関係なく、安定した溶接を可能にします。通常のTIG溶接にもスイッチ一つで切り替え可能です。本記事では、TIGCON-T Completeの操作説明と実際にテストピースを溶接する様子を紹介します
熟練した技術者の皆様には更に微細なTIG溶接が可能になります
Spotモードとは
TIG溶接においては、熟練技術者によるトーチスイッチ操作による入熱制御が必要とされてきました。しかし、革新的な装置であるTIGCON-TシリーズのTIGCON-T Completeが開発され、仮付けの手間が不要となり、熟練度に関係なく微細溶接技能を実現することができます。Spotモードでは、トーチスイッチを1回だけ操作するだけで、設定時間のみ1ショットアークを放電します。一方、Pulseモードでは、トーチスイッチを押したまま設定した時間でアークのON,OFFを繰り返します。また、通常のTIG溶接にもスイッチ1つで切り替え可能です。しかし、熟練技術者と初心者では、入熱制御に対するアプローチが異なるため、初心者は電流を低く設定して長時間アークを放出することが多く、溶接部が不健全な状態に陥ってしまいます。そのため、出力時間を短くして電流値を高めに設定することで、綺麗で丈夫な仮付けを実現することができます。TIGCON-T Completeを使用することで、溶接技術者の負担を軽減し、より安定した溶接を可能にすることができます。
Pulseモードとは
熟練技術者が超薄板の本付けをする場合、溶接による歪み、溶け落ちを抑制する為に、トーチスイッチのON,OFFを繰り返し入熱を制御しながら溶接を行います。TIGCON-T Completeは、熟練技術者が行っている操作をPulseモードで再現しますので技術の習熟度に関わらず、安定した溶接を可能にします。
TIG溶接において、超薄板の本付けを行う場合は、歪みや溶け落ちを抑制するために、熟練技術者が繰り返しトーチスイッチをON,OFFする入熱制御が必要です。しかし、TIGCON-T Completeはこの操作を自動で行うPulseモードを備えており、技術の習熟度に関わらず、安定した溶接が可能になります。
また、TIGCON-T Completeには、下位機種のTIGCON-T Spot、TIGCON-T Pulseがあり、使用用途に合わせて選択が可能です。
TIGCON-Tシリーズの技術によって、溶接技術者の負担を軽減し、作業効率を高めることができます。さらに、高品質な仮付けが可能になるため、クオリティの高い溶接を提供したい方には必須の装置といえます。TIGCON-T Completeを使って、作業の効率化と高品質な溶接を実現してください。
当社のマイクロTIG溶接(微細TIG溶接)補助装置TIGCON-Tシリーズは、高い精度と美しさを兼ね備え、信頼性の高い製品作りに欠かせない技術です。マイクロTIG溶接(微細TIG溶接)は、微細な部品にも対応することができ、高品質な製品を実現することができます。さらに、素材にダメージを与えず、耐食性や耐久性に優れた溶接を実現することができます。当社は、お客様のニーズに合わせて最適な溶接方法を提供し、高い評価を得ています。マイクロTIG溶接(微細TIG溶接)に関するお問い合わせは、お気軽にご相談ください。
当サイトでは、記事の更新情報をメールでお知らせしています。ご希望の方は、以下でメールアドレスをご登録ください。(無料)登録解除も以下から可能です。ご登録は、確認メールに記載されているURLをクリックする事で完了します。
関連タグ：
