パルス溶接について

パルス溶接について

TIG溶接のパルスとは No.1 比較編1

弊社のYouTube動画は、字幕で説明を入れているのですが、動画内だけでは説明出来ないので、こちらで補足説明をしていきます。動画を4回に分けたので順番に説明していきます。先ず1回目の、TIG溶接のパルスとは No.1 比較編1の説明ですが、パルス無、通常の溶接、低速パルス、高速パルスの違いを比較してみました。私は、昔からパルスを使用しないのですが、企業様の御依頼で、共付け(なめ付け)では、ビードが焼ける。棒を入れて溶接するとビードが揃わない。等の対策を求められる事が多いので、慣れるまでは、パルスを使うことをお勧めしています。その為に、パルス無、低速パルス、高速パルスのそれぞれの特性を比較してみました。パルス無では、適正な電流値の設定範囲が狭いので慣れていないとその値を見つけるのが難しいです。パルスの場合、パルス電流で溶接してベース電流で、材料の温度が下がるのを待つと考えると判りやすいので、弊社でお伝えするのは、棒を入れる場合、棒を入れるタイミングが掴みやすい低速パルス、共付け(なめ付け)の場合は溶接スピードを一定にしておくだけで良い高速パルスをお勧めしています。

TIG溶接のパルスとはNo.2比較編2

TIG溶接のパルスとはNo.2比較編2では、パルス幅変更で何が起こるかを説明しています。簡単に言うとパルス幅とは、一定時間内にパルス電流とベース電流の出ている比率です。例えばパルス幅が50%の場合1秒間でパルス電流が0.5秒ベース電流が0.5秒、70%の場合パルス電流が0.7秒ベース電流が0.3秒出力、30%の場合パルス電流が0.3秒ベース電流が0.7秒出力されるという事になります。パルス電流が材料を溶かす電流と覚えておけば溶かすのが優先される場合パルス幅の設定値を上げていき冷やす事を優先するなら設定値を下げればいいという事になります。他にはパルス幅は固定してパルス電流の上下だけで設定するのも良いかもしれません。作業者様がわかり易いほうで良いと思いますが、薄板0.6mm以下の場合はパルス電流の出力比率の低い数値(30%付近)に設定すると溶け落ち等の不良が発生し難くなると思います。

TIG溶接のパルスとはNo.3運用編1(突合せTIG溶接)

TIG溶接のパルスとはNo.3運用編1からは、実際にお客様から御依頼頂いた溶接案件と同じ状況を再現して溶接した動画を突合せ溶接に絞って再現してみました。

裏波の確認も撮影しています。

低速パルスでは鱗模様が1パルスごとにはっきり出ますが、出力の切り替わりが遅いので、溶接棒を入れるタイミングが取りやすくなります。高速パルスでは、ビード幅が狭くなり入熱は抑えられますが、溶接棒を入れるタイミングは、作業者の技量(リズム感?)により難しくなる可能性が有ります。動画の最後に低速パルスで板厚違い(1mmと3mm)の突合せ溶接の動画を入れています。

TIG溶接のパルスとはNo.4運用編2(隅肉溶接)

TIG溶接のパルスとはNo.4運用編2も実際にお客様から御依頼頂いた溶接案件と同じ状況を再現して溶接した動画を隅肉溶接に絞って再現してみました。No.3運用編1と同じ説明にはなりますが、共付けの場合パルス幅を絞りパルス周波数を上げるとビード幅も狭くなり、高速溶接が可能になり入熱も抑えられます。低速パルスの場合は溶接棒を入れる溶接ではタイミングが計りやすく綺麗なビードで溶接できると思います。

以上今回の動画をまとめて解説してみました。

弊社の製品は、様々な事案から必要性を感じ開発された製品です。

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